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胃腸の弱いわんちゃんの話 |
「よくお腹をこわす」
「きちんと食事管理しているのに太り気味」
「随分長くダイエットしているのになかなか痩せない」
「ちゃんと食べさせているのに痩せてしまう」
「皮膚・被毛の状態が悪い」
このような状態の要因にはいろいろなキッカケがあるので一概には言えませんが、胃腸の調子にも注意してあげてください。
わんちゃんは年齢・日頃の食事・病歴・ストレスなどなど、いろいろな環境や状態で胃腸の働きに大きな差が出てしまうものです。
だからといって胃腸の働きを低下させたままにしておいては身体にとってよいことではありません。
胃腸の働きが低下していると、食べた食事から本来必要な栄養分をバランスよく摂取できなくなり、摂取しにくく吸収率の悪い一部の栄養素が不足してしまうことになります。
例えばなかなか痩せられないわんちゃんは、うまく栄養摂取ができず、不足した栄養素の影響で代謝やホルモンバランスが崩れ、吸収した脂質を燃焼できなくなり、カロリーや脂質を減らした食事をしても痩せられなくなることがあるのです。
さらに、必要以上に減らしすぎてしまった脂質やたんぱく質の影響で、皮膚・被毛などに悪影響を及ぼしたり、実年齢よりも見た目年齢が年老いて見えてしまうこともあります。
また、そのような場合は本来必要な栄養を摂取できていないため、代謝・免疫力が低下してしまい、病気に対処する力も落ちてしまいます。
このように栄養バランスの崩れは健康を害するキッカケにもなってしまうので注意してあげる必要があるのです。
また胃腸の消化吸収力が弱く、いつも食べていて胃腸が慣らされているもの以外のものを食べるとすぐに消化不良を起こし、下痢や嘔吐をしてしまうわんちゃんがいます。
よくお腹の調子を崩してしまうわんちゃんは、必要のない物質を取り除くフィルターの役割や免疫・血液管理などの働きをしている腎臓や肝臓機能などの影響や、消化吸収の働きをしている胃腸機能の低下に影響されていることが多くあります。
胃腸機能は、普段の生活や病気などの影響以外にも、負担のかかる食事をしていることが大きく影響します。
塩・合成添加物(製造前段階添加の非表示分含む)・フレーバー・料理廃油・粗悪原材料はわんちゃんに負担となります。
食べたらすぐに影響が出ることもあれば、時間をかけて負担が蓄積し、気がついたときにはその影響が広がっている場合もあります。
人間も同じですが、きちんとした食事は健康生活にとって欠かすことのできないものです。
しっかりした食事を続け、胃腸に負担をかけないようにしてあげられるのはわんちゃん自身ではなく飼主さんだけです。
「病は気から」だけでなく「病は食事から」も考え、健康的な食事を実践してください。 |
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